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みらいトーーク!第2弾(対話ワークショップ)を開催しました

更新日:2026年2月24日更新 印刷ページ表示

0. これまでの歩み

 第6次総合振興計画の策定に向け、2025年5月から庁内PT(プロジェクトチーム)組成を起点に、職員、住民との対話を重ねてきました。

■これまでの取組み
時期 フェーズ 主な内容
2025年5〜6月

フェーズ1

庁内始動

庁内横断PTを結成。地域カルテ(現状分析)で課題を言語化。

【庁内WS(ワークショップ):4回】

2025年8月 (補足)

地域幸福度調査を実施、村の「暮らしやすさ」と「幸福感(Well-being)」を可視化しました。

※調査結果は デジタル庁地域幸福度(Well-Being)指標ダッシュボードから確認可能です。

https://well-being.digital.go.jp/dashboard/<外部リンク>

2025年9〜10月

フェーズ2

指標・準備

幸福度を共通言語として取り込み。幸福度を使ったWSで課題分析と住民対話の準備。

【庁内WS:2回】

2025年11〜12月

フェーズ3

みらいトーーク!

第1弾

住民・庁内の対話で「北塩原らしさ」と将来像を探索。

【庁外WS:2回】【庁内WS:2回】

2026年1〜2月

フェーズ4

みらいトーーク!

第2弾

コンセプト案協議。人口減少を前提に「基盤(守り)/投資(攻め)」の2軸で、4地区の住民と地域における具体策等を検討。

【庁内WS:2回】【庁外WS:4回】

1.開催概要

(1)実施趣旨

 従来の「人口を増やす」ことを主眼とした発想だけでなく、人口減少を前提に、

  ○暮らしと地域運営が回る仕組み(基盤)を整えること、

  ○新しい価値とファンの創造(投資)を進めること、 という方針(案)について住民の皆さんと対話を行いました。

 みらいトーーク!第2弾

 ※なお、今回のみらいトーーク!で示した時期総合振興計画のコンセプトについてはあくまで現時点の(案)であり、今後も随時アップデートしていきます。現時点では混乱を招く可能性があるためHP等への公開はいたしません。今後もみんなで対話しながら、今後村が進むべき(進みたい)姿を、柔軟に検討していきます。

(2)開催日程・参加者

 
日程 会場 参加者 雰囲気・特徴
1月24日(土) 北山 6名 生活防衛・安心基盤への関心
1月28日(水) 裏磐梯 5名 ビジネス視点・交流・経済志向
2月4日(水) 桧原 5名 ゆとりのなさ・危機感が強い
2月7日(土) 大塩 4名 変化への覚悟・楽しい村志向

2.全体コンセプトへの反応

(1)「人口減少を前提に考える」方向性は概ね共有

 「人口を増やすのは難しい(全国的課題)」という現実認識は多くの参加者に共有されました。

 「減ることを前提に、暮らしの安心感や楽しさ(質)をどうつくるか」という方向性は概ね受け止められました。

(2)   「言葉の難しさ」「具体性」への指摘

 ・「還流」「最適化(適正化)」「関係人口」等の言葉は行政・ビジネス寄りで伝わりにくく、住民の生活実感に即した表現への翻訳が必要です。

 ・裏磐梯では「概念的で分かりにくい」「財源はどうする」という指摘があり、今後、具体的な叩き台(案)を示す必要性が確認されました。

3.地区別ハイライト

  地区別ハイライト

(1)   北山 ―― 生活安心への関心が中心

 ・将来も住み続けられるのか(インフラ・除雪等)という不安が率直に語られました。

 ・小規模校のメリット(手厚さ)とデメリット(競争心・選択肢)をどう捉えるかが議論になりました。

 ・移住者が感じる自然の価値と、地元側の自己評価の低さとの「温度差」が見えました。

 ・若い世代ほど紙の広報誌を読まない(読む時間がない)という課題が出ました。

(2)   裏磐梯 ―― ビジネス視点で交流・経済の可能性を探る

 ・200万人の来訪者を「ファン(関係人口)」として積み上げる方策が議論されました。

 ・写真・地質・天文等の資源を、教育・研究フィールドとして活かす可能性が示されました。

 ・「企画力」「資金獲得力」を持つプロデューサー人材の必要性が強調されました。

 ・当初はコンセプト案が「分かりにくい」という指摘があったものの、議論が進むにつれ具体的なアイデアが多数出ました。

(3)   桧原 ―― ゆとりのなさ・危機感が強い

 ・近接集落でも互いの状況が見えず、情報の非対称性が大きいことが課題となっています。

 ・「コンビニは無理でも、食料品等が買える自販機がほしい」等、生活防衛の具体案が出ました。

 ・消防・祭り・役職など担い手不足が深刻で、地域運営が限界に近づいています。

 ・共有地の税負担・空き家対応等の「負の資産」が残る住民に集積しています。

(4)   大塩 ―― 変化への覚悟と「楽しい村」志向

 ・「自治会」「婦人消防隊」「交通安全母の会」等を含め、担い手不足の中で活動の整理(前例踏襲で続けているものはやめる、統合する、やり方を変える等)が必要という意見が出ました。

 ・シルバー人材センターの高齢化による、草刈り等の受託困難への懸念が示されました。

 ・観光による恩恵が大塩に波及していないため、体験ツアー等の導線設計が必要です。

 ・棚田×冬キャンプ、山塩ラーメン等の拠点づくりにより、地域内で消費が回る仕掛けが必要です。

 ・賃貸や即入居可能物件の不足が移住の大きな障壁となっています。

 ・「人口の数より、楽しい村にしたい」「マルシェなど地域が楽しくなる取組みがあるといい」という声が出ました。

4.横断的な重要テーマと提案

 住民議論から見えてきた次期計画の柱として、「基盤(守り)」と「投資(攻め)」の2軸で整理します。

(1)【基盤(守り)】暮らしを回す仕組みの再構築

■担い手不足と組織の見直し

 ・自治会・消防・祭り・各種団体等、担い手不足の中で活動が過重になっています。

 ・住民同士では「やめよう、簡略化しよう」と言い出しにくいため、行政が合意形成の場づくりをリードすることが求められます。

■情報の「見える化」と統合

 ・「隣の集落が何をしているか分からない」「役場の取組が見えにくい」という声がありました。

 ・スマホで完結する情報発信(統合・整理)の必要性が示されました。

■「負の資産」への制度的対応

 ・共有地の管理、税金・空き家対応が残った住民の負担になっています。また、集会所の維持など、個人努力では限界があり、制度的整理が必要です。

(2)【投資(攻め)】新しい価値とファンの創造

■ファンクラブ(第2村民)化構想

 ・いきなり移住を狙うのではなく、来訪者・棚田オーナー等を「関わり続ける人=ファン」としてファンクラブ化する。ふるさと住民登録制度なども活用して年会費制や特典など、村⇔ファンが互いにメリットを得る仕組みを構築する。

■マルシェ等の「楽しい場」の定期化

 ・出店(小商い)・食・体験・情報発信を一体化し、住民の交流と来訪者の関わる入口をつくる。ナリワイ支援やファンクラブ施策へ接続する。

■「ナリワイ(小商い)」と「食」の拠点

 ・大規模企業誘致ではなく、目的来訪を生む小規模店舗(パン屋等)や地域内消費が回る拠点づくり、村の環境を活かした起業支援が現実的な方向性ではないか。

■住環境の「即戦力」整備

 ・民間アパート支援・お試し居住・リフォーム+居住年数による譲渡等、空き家バンク以外の選択肢を含めた対策が必要。

5.総括と今後のステップ

(1)総括

 今回の「みらいトーーク!第2弾」により、「人口減少を前提とする」方向性は住民の肌感覚とも概ね合致していることが確認できました。一方で言葉が抽象的になりがちであるため、住民に伝わる表現への翻訳と、具体的な叩き台の提示が不可欠です。

(2)重要な視点

 
重点テーマ 内容
「本気度」の可視化 計画を作って終わりにせず、毎年「何が進んだか」を見える形で示し続けること。
「やめる」場づくり

人口減少においても負担のないように、行政が合意形成の場づくりや、既存活動・組織の棚卸しをサポートする。

行政自身も棚卸しを行い、本当に必要な業務に集中する。

「人」への投資 企画・推進・資金獲得を担うプロデューサー・コーディネーター等の村の活力のための外部人材確保、育成が鍵である。
「楽しい村」の具体化 つながりを強化するための種まきや実践、そしてそれらに取り組む村民を支援。マルシェなど、交流の場を創出するとともに、住民の「余力」や「関わりしろ」を生み出す取組を推進。そこから村のファンづくりや、新たな「なりわい(生業)」の創出へとつなげていく。

(3)まとめ

 今回の「みらいトーーク!第2弾」では、4地区で様々な声を聞くことができました。地区ごとに状況や温度感は異なりますが、共通していたのは村を楽しくしたいという思いです。

 そのためには、基盤の取組みで暮らしの安心・質を高めること、投資の取組みでファンを育て価値を創造していくこと、この両輪が欠かせません。今回、地域の現状からみらいへの大切な示唆をいただきました。

 今後も、いただいた声をもとにコンセプトを磨き、村のビジョンづくりを進めていきます。

 引き続き対話の場として みらいトーーク!を継続してまいります。 ゆるく、楽しく、村づくりなど話あいましょう!


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