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わくわく工場見学!地元企業で学ぶ新しい発見
北塩原村商工会では、村内の子どもたちに地域にある企業を知ってもらい、実際に体験することで興味や将来の選択肢を広げてもらおうと、「工場見学企画」をスタートしました。
記念すべき第1回目は、村内にある製造業「サワーテクニカ」さんにご協力いただき、工場見学とものづくり体験を実施しました。
サワーテクニカってどんな会社?
サワーテクニカは、半導体製造装置や検査装置の部品加工を中心に行う企業です。その他にも、エレベーターの部品やシャッターパネル加工機の部品、大型印刷機の設備部品など、さまざまな精密部品を手がけています。
工場見学で「ものづくり」の現場を体感!
見学では、どのような機械で製品を作っているのか丁寧に説明していただき、実際に工場の内部を案内していただきました。
続いて、パソコンを使ってのデザイン体験へ。
子どもたちは、自分だけのオリジナルイラストに名前を入れたプレート制作に挑戦しました。
最初は難しそうでしたが、子どもたちの柔軟な発想力と集中力で、あっという間にコツをつかみ、とてもかわいらしい作品が完成!
イラストの調整が終わると、機械にデータを送信し、大きな加工機にプレートを設置。
スイッチを入れると、刃物が動き出し、削られたプレートには自分たちが描いたイラストが刻まれていきます。
その光景に、子どもたちは目を輝かせながら釘付け。
仕上げにプレートの周囲を手作業で整えて、世界にひとつだけの作品が完成しました。
さらに、顕微鏡で仕上がりを観察すると、イラスト部分には細かな刃の跡がしっかりと見え、ものづくりのリアルな一面にも触れることができました。
子どもたちの笑顔があふれる体験に
参加した子どもたちは「楽しかった!」と満面の笑みで話してくれました。
自分の手でデザインし、機械で形にするという一連の工程を体験することで、ものづくりの楽しさと奥深さを実感できたようです。
地元企業を知る貴重な体験
村の子どもたちにとって、地元にある企業を自分の目で見て、体験することは貴重な学びの場になります。
今回のような取り組みが、子どもたちの将来の可能性を広げるきっかけになることを願っています。