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【お知らせ】「第3期北塩原村まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました
北塩原村では、「人口減少」と「地域活力の維持」という喫緊の課題に対応するため、令和7年度から令和11年度までを対象とした 「第3期北塩原村まち・ひと・しごと創生総合戦略」 を策定しました。
本戦略は、令和6年度に開催した「まち・ひと・しごと創生会議」や「戦略推進本部会議」でのご意見を踏まえ、各課が実施する具体的な事業や成果指標(KPI)を整理・構築し、「誰ひとり取り残さない持続可能な地域社会の実現」に向けた取組を示したものです。
◆ 策定の背景と目的
北塩原村では、1955年に5,468人だった人口が2020年には2,556人まで減少し、現在も高齢化と人口流出が進んでいます。この状況に対して、村では第1期・第2期と総合戦略を進めてまいりましたが、依然として厳しい状況が続いています。
このため、人口の維持と住民の満足度向上を最上位の目標として設定し、地域の持続性を支える新たな5年間の行動計画を策定しました。
◆ 基本目標(4つの柱)
以下の4つを柱とし、それぞれに重点施策と成果指標(KPI)を設定しています。
- 仕事をつくる
→ 農業・観光の振興、起業支援などによる「稼げる場」の創出 - 人の流れをつくる
→ 観光をきっかけに移住・定住へつなげる仕組みの強化、関係人口の創出 - 結婚・出産・子育ての希望をかなえる
→ 子育て・保育環境の整備、出産支援、世代間交流の促進 - 魅力的な村をつくる
→ 地域コミュニティの再生、防災・景観・デジタル環境の整備
◆ 最上位目標(人口と満足度)
- 総人口:2,289人(令和12年時点)を維持すること
- 住民満足度:住民調査を活用し、満足度スコアの向上を目指すこと
これらの目標達成に向けて、各事業のKPIを年次で設定・管理しながら、PDCAサイクルによる進捗管理を行います。
◆ 戦略策定のプロセス
- 庁内各課から事業・KPI案を提出
- 推進本部会議(庁内)で方針整理・確認
- 創生会議(学識者、村民代表等で構成)において意見交換・提案
- 各種修正を加え、令和7年3月に最終策定
地域住民、専門家、関係団体など多様な立場からの意見を反映した実効性の高い戦略となっています。
◆ 関連資料ダウンロード
◆ 今後について
本戦略は策定して終わりではなく、実行・検証・改善を繰り返しながら、現実に即した地方創生を着実に進めていくものです。村民の皆さまとともに「次世代に誇れる北塩原村」を目指して取り組んでまいります。