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磐梯山火山防災講演会を開催しました

更新日:2024年2月27日更新 印刷ページ表示

北塩原村、猪苗代町、磐梯町で組織する磐梯山火山防災連絡会の火山防災講演会は2月25日(日曜日)、村コミュニティセンターホールで開かれました。

 

講演会では、防災の専門家の皆様より次のとおりお話をいただきました。

 

(1)「近年の磐梯山の火山活動」 講師:福島地方気象台火山防災官 越谷 英樹 氏

 噴火に伴う主な火山現象や噴火警戒レベルの説明、磐梯山を中心に東北の火山の活動状況について講演いただきました。

 越谷氏によると、磐梯山でも2000年に火山活動が活発になるなど、たまたま噴火に至らなかった事例もあり、日ごろからの備えが重要であるとのことです。

福島地方気象台火山防災官 越谷 英樹 氏

 

(2)「磐梯山の噴火に学ぶ」 講師:磐梯山噴火記念館館長 佐藤 公 氏

 南米・ネバドデルルイス火山の火山災害の事例を紹介しました。同火山では、噴火の約1ヶ月前にハザードマップが作成されていたにも関わらず、住民に十分周知されなかったため甚大な被害につながりました。

 そのため、防災マップ等はただ配るだけではなく、住民1人1人にしっかり理解していただくことが必要であると訴えました。

磐梯山噴火記念館館長 佐藤 公 氏

 

(3)「雲仙普賢岳から学ぶ」 講師:長崎県雲仙岳災害記念館館長 杉本 伸一 氏(内閣府火山防災エキスパート)

 杉本氏は1991年の雲仙普賢岳噴火の際、島原市職員として災害対応にあたられました。

 未経験・想定外の事象に対して臨機応変な対応が求められたと当時を振り返り、火山災害の困難さを説明しました。

 噴火は不確実性が伴うことから、社会に与える影響も複雑となるため、明確な災害対応が立てにくいことも特徴であるとのことです。

長崎県雲仙岳災害記念館館長 杉本 伸一 氏

 

(4)「福島県からのお知らせ」 講師:福島県危機管理部災害対策課 三鈷 友紀 氏

 県や市町村、気象台、火山専門家などでつくる火山防災協議会の取り組みなどについて、説明いただきました。

福島県危機管理部災害対策課 三鈷 友紀 氏

 

講演会には、三町村の住民や消防団関係者など約70名の方にお越しいただきました。

ありがとうございました。


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