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歴史・文化講演会を開催いたしました&企画展会期延長のお知らせ
歴史・文化講演会を開催いたしました&企画展会期延長のお知らせ
歴史・文化講演会レポート
8月8日(金)、講師として長島雄一先生(村文化財保護審議会委員)をお迎えし講演会を開催いたしました。演題は「~平和を祈って『きけ わだつみのこえ』会津の学徒兵 長谷川信の生涯~」です。本講演会は現在開催中の公民館企画展「戦後80年 長島幹雄氏『民俗ノート』からみえるもの」の関連企画として実施されました。
長島先生は太平洋戦争に出征した戦没学徒兵の遺稿集『きけ わだつみのこえ』に福島県出身者として唯一掲載された長谷川信が旧・喜多方中学(現在の喜多方高校)出身ということから関心をもたれ、彼の生涯や考え方について長年研究されてきました。
講演では先生の研究の成果から、戦時下という状況下のなかで矛盾や葛藤を抱えながら生きた青年・長谷川信の実像はもとより、歴史を学ぶこととは何か、そして戦争と平和について強く深く考えるきっかけを得ました。また、現在開催中の企画展についても長島先生には資料のご提供をいただいており、その中のエピソードについても触れていただきました。
受講者からは、「戦争体験を語る人も少なくなっている今、これからも多くの方に伝えてほしい」「学校(小、中、高)などで講演してほしい」などの感想をいただきました。長島雄一先生そして受講者の皆さま、ありがとうございました。
企画展会期延長のお知らせ
現在開催中の公民館企画展「戦後80年 長島幹雄氏『民俗ノート』からみえるもの」につきましては、当初8月22日(金)までの会期でしたが、講演会での感想などをふまえ会期を延長することにいたしました。延長後の会期は9月26日(金)までとなります。引き続き多くの皆さまにご覧いただきたく存じます。