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リフィル処方箋について
更新日:2023年8月3日更新
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リフィル処方箋とは
リフィル処方箋とは、症状が安定している患者について、医師の判断により、医師および薬剤師の適切な連携のもと、医療機関に通院することはなく、一定期間内に最大3回まで繰り返し使用できる処方箋のことです。
リフィル処方と分割調剤、長期処方の違い
リフィル処方箋
30日分の同じ処方箋を最大3回まで使用でき、最大計90日分の薬を薬剤師からの体調確認のみで処方が可能になります。
病院は3か月に一度、薬局には月に一度訪れる必要があります。
病院を受診する機会が減ることから、毎回同じ薬局で処方してもらうことが推奨されており、今まで以上に薬局選びが重要となります。
分割調剤
分割調剤は、「薬剤師のサポートが必要」と医師が判断した場合等に行われ、最大3回分の処方箋が発行されます。
分割調剤は、以下の3つの場合に行われます。
- 長期処方されたがご家庭などでの保存が困難である場合
- ジェネリック医薬品を初めて使用する際、不安が取り除くために短期間試してみる場合
- 患者さまの服用状況を考慮して、薬剤師のサポートが必要と医師が判断した場合
長期処方箋(90日分)
90日分の処方を一度に受けることです。病院と薬局に行くのは1回だけで、医師の診察も90日に一度となります。
来院頻度が少なくなりますが、体調悪化の予兆に気が付きにくくなるデメリットもあります。
注意事項
- リフィル処方箋を交付されていても、気になる症状や体調の変化がある場合には、医療機関を受診することが可能です。
- 同一のリフィル処方箋は、同一の薬剤での調剤が推奨されています。
- 薬剤の薬剤師が患者の服用状況などを確認し、リフィル処方箋による調剤が不適切であると判断した場合、調剤を行えないことがあります。
- 病状が安定している患者を対象とした制度であるため、複数の持病がある場合、リフィル処方箋を交付できないことがあります。まずは医師へご相談ください。